ドMの独り言

人狼JのドMの人の独り言

バイク

今回は、私の趣味であるバイクについて書こうと思います。

 

もともと、私は普通免許(自動車に乗れる免許)のみ所有しており、新車でスーパーカブに乗っていました。スーパーカブは50ccなので、バイクの免許がなくても乗れるので、とても助かりました。


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初めは近所を散歩したり、少し遠出して角島へ行ったり、近所の温泉までツーリングしたりして楽しんでいました。しかし、乗ってるうちに不満が増えてきました。なんといっても30km/hしかスピードを出すことができないのが厳しいです。法律なのでどうしようもないですが、面白みに欠けます。周りがビュンビュン追い抜いていくなか、自分はトロトロと走らなければなりません。とても悔しい思いをしています。

 

それに、私も男ですので、少し不純な動機もありました。それは、「バイクに乗ってたら、女の子にモテる」というものです。これには全く根拠はないと今では赤面したくなりますが、私の欲を掻き立てるには足りる要素の一つです。

 

そうして、私は一つの決心をしました。それは、普通二輪免許を取得することです。普通二輪免許を取得すれば、400ccまでのバイクにのることができるようになります。そうすれば、この苦境を乗り越えられると信じてやみませんでした。そうして、私は二輪免許の教習を開始しました。

 

教習はそれはそれは大変でした。まず、私は教習ごとに最低一回は転倒していました。その原因のほとんどは、シフトチェンジの際に、誤ってN(アクセルを入れても動力が伝わらない)に入ってしまい、焦ってるうちにスピードが落ち、 バランスを崩してしまうというものです。さすがに、自分にはバイクに乗る才能がないのだとかなり落ち込んでしまいました。お豆腐メンタル代表、神です。

 

そうしてなんとか教習が終わったのですが、意外と卒業検定は一発合格しました。その時は風が強く、担当の講師の先生も「今日失敗したなら仕方ない」とおっしゃっていたのですが、なんとか成功することができました。一本橋も、最終的には規定の2倍以上の時間を耐えられていました。すこし自分が誇らしく思えました。

 

ただ、現実は非常に酷なものでありました。なんと、免許が更新されたところで30キロ以上だしてはならないのです。いや、もちろん知っていました。ですが、せっかく2輪免許持ってるのに、原付に乗ってるのはもったいないと、心の深層からそう言う悪魔の囁きめいた考えが萌芽してきたのです。



それから、原付に乗っても「せっかく免許あるから原付以上のバイクに乗りたい」との思いが一層強くなりました。ただ、カブが楽しいことも変わりありませんでした。そんな葛藤の最中、私はあることに気づきました。大学1年から、なんとなく月1万貯めていた貯金箱の存在を思い出したのです。その中には25万円入っていました。これは、私が次のバイクを購入するという決断をするには十分過ぎるものでした。

 

それから、私はすぐさまバイク屋さんに駆け込み、原付二種(高速道路や自動車専用道路は乗れないけど、普通に行動は60キロ迄出せるバイク)のバイクを購入したいと相談しました。その時に気に入ったのが、最近私が乗っている赤いバイクのグロムです。安価ですが非常に乗り回しやすいと聞いて、しかも安心の本田なのでほとんど即決で買ってしまいました。

 

バイクが納車されるまで、同じバイクに乗ってる人のモトブログ(走行している様子を写した動画)などを見ていました。原付よりもスピードがあり、やはり楽しそうでした。羨ましくて、待ちきれなくて、悶々としていましたが、どうしても気になって見てしまいました。ちょうど、遠足で眠れないような日が毎日続いている、そんな感じです。

 

納車までの日は、正直カブに乗っても何も感じられませんでした。虚無。そう、ちょうど神である私と同じ感覚です。早く次のバイクに乗りたいとしか思えませんでした。

 

そうして来たる納車の日。バイクやさんが自宅まで輸送してくれました。カブにはないクラッチ、そしてスポーティーなフォルム。私はもう乗りたい気持ちでいっぱいでした。アマゾンであらかじめ買っておいたライディングジャケットを着て、はじめてのツーリングに出かけました。

 

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スロットルをひねった時の加速感は、ゆうに前の原付を凌駕しました。楽しい。そう確信できました。なにより公道の流れに余裕でついていけるのが楽しい。パワーに若干の不安があるものの、普通に乗る分には十分でした。そしてこうも思いました。このバイクに乗ってる俺はカッコいい。モテると。

 

そうして、しばらく新しいバイクとともに生活を送りましたが、未だに女性との交際のめどはたっておりません。あれ、何かおかしい。こんなはずではなかったのだが。というわけで、今回は少し長くなりましたが、ここまでとします。ありがとうございました。