オトナ解禁…しかし…
18歳。それは人生で大きな節目の一つです。なぜなら、選挙権が与えられ人によっては働きだし、所得税を納めなければなりません。しかし、もう一つ大きな転換を迎えます。それは、18禁の製品を買うことができるようになるということです。
高校生当時、18歳になった私は、この時を今か今かと待ちわびており、来たる誕生日には嬉々としてあるあるシティ(九州最大のサブカルチャー専門ショッピングモール)へ赴きました。
メロンブックスでいかがわしい本を買い、気分も舞い上がって参りました。さて、私の友人は「エ〇ゲを買いたい!エロゲーマーに、俺はなる!」などとほざいており、私も激しく同意し、「早く嫁を迎えに行こうぜ」などと愚劣な発言をしていました。
さあ、我々一行はついに、【まんだらけ】へと到着しました。そこは、〇ロゲが多く立ち並ぶ店。我々が戦果を挙げるにはもってこいの場所です。さあ、いざ奪われし姫君を奪取すべく我々は戦いへと赴きました。
さあ、各々はそれぞれ高鳴る鼓動を抑えつつ、約束の地【レジ(会計)】へ向かいました。これから残酷な運命【Destiny】が待ち受けていることもつゆ知らず…。
さて、聖地【レジスター】に赴いた私たちは、清々しいばかりの表情で、その性癖を店員に暴露しました。すると、我々の風貌を見てレジの店員は、冷静にこう言い放ちました。
「身分証明書はお餅ですか?」
…身分証明書がお餅であるはずがない、いやそうじゃない。身分証明書を持っているかどうか尋ねているんだ。そう思い、我々は身分証明書【学生証☆】を差し出しました。すると店員はこう言い放ちました。
「あー、高校生にお売りすることはできませんね~。申し訳ございません。では、商品はこちらでお預かりしますね。ご来店、ありがとうございました!」
え…
もう一度…言ってくれ
その刹那…我々の目から正気が失われて行ったのである…。
とりあえず、これからエロゲを買いたいと思っているわこうど諸君に告ぐ。
まんだらけだけには気を付けて!