心理
今回は、大学の講義の課題のレポートをここに貼って置こうと思います。この前グループで通話した際、読んでみたいといわれたので、貼ります。今のご時世、いろいろあるので、但し書きしておきます。
・以下の文章は、大学での講義資料を用いたものであり、学術論文を引用したものではありません。
・また、上記の理由により、ほとんど論文というより私の感想を述べているだけのものです。根拠がないこともあるので、ただのバカのたわごととして受け取ってくれると幸いです。
・男女の性差は、心理学的にも認められているものであり、決して差別を助長する意図は決してございません。余談ですが、私は差別主義者ではありません。むしろ差別を憎んでいます
以上の点を了承していただく方のみ、以下の文章をお読みください。
昨年、流行語大賞に忖度という言葉と並んで、「インスタ映え」という言葉がえらばれた。「インスタ映え」とは、インスタグラム(以下インスタ)というSNSへの投稿が、見栄えが良く映えていることを意味する。「インスタ映え」している投稿は、他のユーザーから「いいね」と呼ばれる、インスタ上での評価を得ることができ、「いいね」の数が多いほど「インスタ映え」しているバロメーターになっているといえる。いわゆる「インスタ女子」たちは、「いいね」を求めて刻苦しているともいえる。その「インスタ映え」であるが、主に「インスタ映え」を狙っているユーザーは、インスタ上を見てみると女性が圧倒的に多いように感じる。私は、これは男女での性差が必ず影響していくものと考えている。以下、なぜ女性に「インスタ映え」を狙う者が多いか明らかにしていきたい。
まず、男女の性差がどのようなものであるかを整理したい。まず、男性がコミュニケーションにおいて重視するものは、①プライド、②メンツ、③勝ち負け、④上下関係である。これらは、男性の「人より優れた存在でありたい」という基本的欲求が影響している。それは会話の中にも顕著に表れており、自慢話が多く、相手を論破しようとする傾向があり、これは「勝負型の会話」と呼ばれている。
次に、女性がコミュニケーションにおいて重視することであるが、①共感、②愛情、③調和である。これは、女性の「共感してもらいたい」「興味・関心を持ってもらいたい」という基本的欲求が影響している。つまり、女性は「私もあなたと同じ気持ちなんですよ」という共感が得られると満足するのである。
ここまでは、男女の一般的な性差を述べてきた。次いで、男女のSNS上での振る舞いの違いについて明らかにしたい。まず、男性の振る舞いについて整理する。私はツイッターを利用しているのだが、男性ユーザーに多く見られる投稿の傾向は、①近況報告、②自慢、③リプライを通じての論戦である。①、②に関しては、「車を買った」という内容や、「ドラムを弾けるようになった」等、一見ただの日常の一コマを切り取った投稿に見えるが、その腹の裏は、やはり自慢をしたいという邪な心の表れである。③は上記の、男性の「勝負型の会話」を如実に具現したものである。政治的発言や、広く共有されている投稿に多く見られ、はたから見れば噴飯ものである。以上のように、男性はSNS上でも、他人より優れていたいという欲求がはたらいていることがわかる。
一方女性のSNS上での振る舞いであるが、女性の投稿は二つに大別できる。①特に意味のない、独り言のような投稿、②「いいね」の獲得を主たる目的とした投稿の二つである。①は10文字程度の文字のみ投稿であることが多いが、②の投稿は文字とともに写真を載せることが多い。その写真だが、自撮りや料理、景色をとったものが多く、原形をとどめないほどに加工されていることは少なくない。また、「いいね」をより多く取るためか、投稿の時間も早朝や深夜が避けられることが多く、19時~23時の時間帯に最も多くみられる傾向がある。
以上男女のSNS上の振る舞いを比較してみた。では、以上を踏まえてなぜ女性が「インスタ映え」に腐心するのか。まず、「いいね」特性に原因があると考える。「いいね」はするほうからしたら既読の意味合いを持ったものや後で確認できるようにしておくだけのもの、また、気に入った投稿にしたりすることがあり、用途は多岐にわたる。しかし、「いいね」は投稿者側から見ればそのような条件は一切捨象され、「自分の投稿がどれほど受け入れられているか」のバロメーターになっているのである。つまり、「いいね」されるほど自分の投稿が共感され、受け入れられているということになり、自らの欲求が満たされ、幸福感を得ることができ、「いいね」の虜となってしまうのである。
また、インスタ自体が女性にとって共感を得るにはもってこいの場であることが挙げられる。なぜなら、インスタのユーザーの男女比が、10代~30代においては、男性が4割、女性が6割を占めており、全体的に女性ユーザーが多いのである。つまり、他のSNSよりも、女性ユーザーが多い分、「いいね」を獲得しやすい環境にあるといえる。つまり、インスタで「インスタ映え」を狙うことこそ、「いいね」を獲得する最も容易な手段なのである。
ちなみに、男性はツイッターを好む傾向がある。それはインスタと異なり、投稿に画像を必要としないため、議論や論争の展開がインスタに比べて容易であるためと考える。
このように女性が「インスタ映え」にとりつかれるのは、女性の基本的欲求からくるものと、インスタグラムそれ自体の特性にあることが分かった。「インスタ映え」は、他人に迷惑さえかけなければ、傷つけあうことなく承認欲求を満たせるという有用性をもつ。我々男性も、SNSで罵詈雑言をまき散らし、下品な振る舞いをするよりも、これを見習いただ相手を貶めあうよりも、より素晴らしい投稿をし、「いいね」の数で争うべきではないかと考える。
参考文献
筆者不詳「2018年6月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ」
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/ (平成30年7月24日閲覧)
こんな感じです。一応これで、評定は100点をいただきました。めちゃくちゃ甘々で、別に私の文章がすぐれていたわけではなく、ほかに心理の講義を履修してた人の中にも満点近く点数を獲得してた人は多くいました。
今になって読んでみると、私の経験的観測が多く根拠が薄いなと思えます。こういう論文は、データを集め根拠をしっかり提示しないともはや見向きもされないと思います。本記事で述べた通り、「感想文」の域を逸しないですね。
ともかく、私は大学の授業のおかげて心理学に興味をもてました。機会があれば、アドラー心理学についても調べてみたいですね。